今日はバレンタイン・デー。歴史を探れば、かなり深堀りしたくなりそうなのでそれはさておき、バレンタイン・デーといえばチョコレート!!
チョコレートは24時間食べたくなるくらい魅力的なお菓子♡ 本日は、以前読んでとっても印象に残ったジャンポール・エヴァン氏のインタビュー記事をご紹介したいと思います♡
フランスのショコラティエ(チョコレート職人)ジャンポール・エヴァン氏。日本でもクリスマスやバレンタイン時期にはもちろん、チョコレートラヴァ―を惹きつけて止まない人気なお店。
昔のインタビュー記事より。(ジャンポール・エヴァンまだお若い♡)
La création (創作)
「チョコレートといえば『食べるもの』と考えるのが普通だけど、あなたが創り出すお菓子の『多様性』には驚かされる。なにが『創作』(クレアション)へと向かわせるのか?」
『Qu’est-ce qui t’amène vers la création de ce gâteau?』
C’est très difficile en fait à déterminer. Il faut arriver à travers un gâteau à donner du plaisir. Ça, c’est le premier point. …
Et …pour arriver à donner du plaisir il faut avoir une certaine élégance et une certaine originalité dans le goût, une certaine variété dans les textures, toujours de la légèreté.
それが何かというのは、実際のところとてもむずかしい… お菓子を通して『喜び』を与えることができなければいけない。それがまず第一。そして『喜び』を与えられるようになるには、ある種の味覚のエレガントさ、独創性(オリジナリティ)、多様性、繊細であることが必要だ。新しいものを見つけ、興味深く味わってもらえるようにするためには常に斬新さを追求していかなければいけない。
「では、私たち食べ手はどのようにチョコレートと向き合えば良いのか?」
L’émotion (感情や気持ち)
Moi, je pense que, dans tout ce qu’on va consommer dans la vie, il faut toujours avoir de l’emotion. Donc, à partir du moment où on a de l’émotion, évidement si on a vingt ans, si on a trente, si on a quarante, on aura des émotions différentes.
私たちが生活の中に取り込むすてのものに対して、『エモーション』(感情や心が動くこと)を持つことが必要だと思う。だから、その『感情』を持った瞬間から、もちろん20歳のとき、30歳のとき、40歳のとき、それぞれ抱く感情は異なるだろう。
Donc effectivement à on a vingt ans on va découvrir certains chocolats qui seront certainement pas de la qualité que celui qui a quarante ans comprendra.
Mais ça c’est à chaque vie sa période at son évolution. Et donc il faut fonctionner avec les émotions.
だから、20歳のときに出逢うチョコレートの中には、40歳になって理解できるクオリティーに達していないものもある。でも、それぞれの人生にはそれぞれの時期というものがあり、(それぞれに適した時期があり) 変化していくものだ。だからわたしたちは『エモーション』に対して正直であるべきだ。
Et à partir de ce moment là on est bcp plus à la quête de choses intéressantes. Et pour le chocolat c’est la même chose. Vous ouvrez une boîte de chocolat, là, vous pouvez humer le produit, sentir et puis ensuite, déjà là, vous aller avoir réaction. On sent déjà si il y a une émotion qui commence à se produire. Le fait d’aller dans un magasin qui a une certaine, qui présente le chocolat d’une certaine façon etc…Tout ça ce sont des émotions.
そしてその瞬間からもっともっと興味深いことを探究するようになる。それはチョコレートでも同じことだ。チョコレートの箱を開けて、香り、感じ、そして…というようにリアクションをおこすだろう。『感情』が動いていることをすでに感じられる。チョコレートが並んでいるお店に行くことからこれらすべてが『エモーション』だ。
Et moi, je suis quelqu’un qui est très sensible aux émotions. そして自分は『感情』に対して、とても繊細な人間だ。(神経を絶えず働かせている…)
ジャンポール・エヴァン氏、とっても情熱的… !!『エモーション!!』『エモーション!!』と連呼されていますが、私たちが生きていく中で、『Emotion』(感情)を動かしそして探究心を失わないことが大切であることを熱く述べられており、ずっと心に残っています。チョコレートが『文化』である国フランスのショコラティエ(チョコレート職人)、巨匠ジャンポール・エヴァン氏の大好きな言葉。
そして、彼の『Creation』(彼の創作)に対する姿勢がとても勉強になります。オリジナリティ、斬新さ 常に探求する姿はとてもセクシーに感じます。
『チョコレートは私たちを幸せにしてくれる食べもの』。『感情が動いていることを実感できる食べもの』。Happy valentine !!