カーサミア河口湖へ〜アルフレックスの思想

別荘地の視察〜河口湖へ。

快晴が続く1週間でした!今週末は、河口湖に所在するアルフレックス家具のショールーム、カーサミア河口湖へ。
東京から車で1時間半で到着する予定が、お天気も良かったせいか府中あたりまで大渋滞…。

到着が1時間も遅れてしまいました(泣)

午前中は、別荘をご検討されている施主様の土地探しの下見。河口湖南側では富士観光さんが別荘地分譲開発中ですが、今回建築希望のお客さまは、条件が

1.別荘からの富士山の借景 2.都内から車で1時間半で行けること 3.ヘリポートを設置したい という特殊なご要望なので、単独でお探ししなければいけません。

現在、コロナ状況下で行き来が不便なこともあるので、3か月から半年ほどかけて、ゆっくりお探しのお手伝いができればと思います。土地はご縁ですね!…..( ˊᵕˋ*) 空気がきれいで富士山が目前、気候も穏やかな河口湖は最高のデトックスです!

平日は東京、週末は河口湖 というデュアルライフができると理想的です☆

カーサミア河口湖へ

午後からはアルフレックスのショールームとモデルハウス、カーサミア河口湖に行ってまいりました。以前よりご案内いただいておりましたが、なかなか足を運べず… やっと実現できました。

カーサミア河口湖は、河口湖南側の鳴沢村に位置し、車で森の中を進むと看板が目印に。入口に専用のゲートがあります。そこでインターホンを押し、中に入ります。完全プライベート空間です。

標高1000m, 4.500坪の広大な敷地で、静寂な空間。

お出迎えと共に、スタッフの方が専属で付いてくださいます。敷地内には、2階にショールームを構えるサテライト棟、それぞれ個性が違うモデルハウスが3棟、テニスコートが配置されています。

今回は、お客様にご案内する家具の下見も兼ねてカーサミアに伺ったのですが、想像を上回る素敵な内装に驚きの連続でした。

ドアやサッシはイタリアからすべて直輸入、イタリアから当時、職人さんが来日され施工されたそうです。窓枠も木製でおしゃれ、窓フェチの私としては、始終興奮しっぱなしでした。

都市部の日本では、こんなにおしゃれな窓は存在しない…。

建築基準法では、「防火地域内では、木製サッシ(不燃材料ではないもの)は使用できない」のです。防火地域内で延焼線がかかる場合には、窓に防火ガラス(あみあみ斜め線) が必要なので見映えもよくない…。

防火ガラスの窓は見映えが悪いけれどどうしても嫌な方は、シャッターで回避する方法はありますよ( ¨̮ )

(弊社が現在建築中のニセコの別荘の窓枠は、もちろん木サッシ。材料は北欧と南米から輸入しています。)

イタリアから輸入し施工された床タイル、建具、ドアやドアハンドルなどの小物、木窓に目を奪われっぱなしでした!それぞれのおさまりも丁寧で、特にドアや建具のおさまりが素晴らしかった!!(施行はめちゃくちゃ見てしまいます☽・:*)

内装インテリア全体がステキで、家具は空間にとけこみ主張しすぎず、家具のショールーム(モデルハウスですが)とは思えない(笑)

ちなみに…カーサミアでは家具は購入できません。購入は東京か大阪、名古屋の店舗でになります。

カーサミアへ行かれる方の中には、家具の下見だけを目当てに行かれる方もいらっしゃるでしょうが、建築や内装インテリアを楽しみに、富士山を体感しに河口湖の空気を吸いに、旅行気分で行かれるのも良いと思います。 広大な敷地と空気で、すっかり頭がリセットされました…。

ヨーロッパでの暮らし

カーサミア河口湖が建築されたのは、30年以上前。創立者である保科卓代表が、2年半お住まいになられた「イタリアの住まい」から受けたインスピレーションを機に、計画が始まったそうです。

土地探しから始まり、設計着手から建築竣工までのお話を実際に伺うと、ワクワクが止まりません。当時、広大なこの敷地との出逢いも運命ですね!

建築は、主役である施主と、設計者の技術面と力量、そして施工側の技術と経験が大きく左右します。100%になった時に、良いものが作れると信じています。

カーサミアは建築、内装ともに時間をかけて丁寧に進められた経緯を感じました。

建物もメンテナンスされながらきれいに保たれ、長年大事にされてきた想いが伝わります。

改めて、理想の住宅空間やインテリアに対する自分の想いも再確認できました。

フランスやスペイン在住の間、彼らの暮らしぶりや住まいに対する想いやそこから生まれる暖かさをたくさん感じ学んだことを思い返しました。

彼らは、キッチンで過ごす時間やサロン(みんなが集まる場所) で賑わう時間をとても大切にします。 スペインやフランスではキッチンはたいてい独立しています。(イタリアも同じく)目的ごとに仕切られている間取りが一般的です。忙しい朝は、キッチンの小さいテーブルで食事をとり、夜はダイニングで皆で集まって食べることが主です。

バスルームが広いのも、女性がゆっくりお化粧する為。いつだったか、友人の田舎の別荘に招待された時。ゲストとは別の家族のバスルームが広くてびっくりしたのを覚えています。

「なぜこんなに広いのか?」聞いたら「ママがお化粧するから!ドレスアップするため」淡々と答える彼。

ワンルームほどの広さはありました!(洗面スペースのみ)( ¨̮ )

その影響か、住宅の中でわたしがいちばんこだわる空間はバスルーム。(お風呂ではなく洗面スペースです)

日本では洗濯置き場があったり、ユーティリティスペースと言うのでしょうか。

女性が家事をするスペースの印象ですが、本来は女性の「美」の為のスペースで、ヨーロッパではイタリアやスペイン、フランスでも、ママのお化粧グッズや香水などがどこの家も並べられていた記憶があります。離婚しても置きっぱなしとか… (笑)

ステイホームでおうち時間が長くなって、「住まい」に対する価値観がすこしずつ変わってきているように感じます。

「人間の豊かさとは何か」、を改めて体感した一日でした。

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