土曜日、昭和51年築の団地の一室のリノベーションに行ってきました!
午後4時半… 団地の夕景
5階からの羨望はまるでヨーロッパのような街並み、
都内のいつも同じ場所にいると気づかないけど…
団地は、つくられた一つの街並みのようで良いな〜 と思いました。
ヨーロッパと日本の相違
この日、フォトグラファーの池内弘和さんにお越し頂き、有意義なアート談義。
弘和さんは、ヨーロッパで毎年個展をされており普段は作品作りに専念されていらっしゃいますが、とあるご縁で団地の一室の撮影をして頂く運びとなりました。
昨年個展をされたベルリンでは、ドイツ人のアートに対する意識や感想のダイレクトさに驚かれていました。ヨーロッパと日本では、アートに対する価値観もまた違うのは、私も感じるところがあります。
古いものを大事にし、直して使い続けるというところは、アンティークやアパートメントだったりにも共通し、またアートに対しても、「自分自身が好きかどうか」自身の価値観が大きな基準になっている気がします。
時代に合わせて生かす
さておき、わたしはこの団地が好きです。
団地はとてもユニークです。
⭐︎ 民間型の共同住宅との違いは、利益だけを求めず、理想とされる建物配置が形成されている。
⭐︎ 隣棟感覚を規則的に設けることにより、全ての建物において採光を確保することができている。
⭐︎ 植栽をきっちり植えることで各戸のプライバシーを守りつつ、さまざまな植栽により季節を感じることが出来る。
ヨーロッパと似てるように感じるのは、中庭をしっかり確保した空間の取り方からそのように感じるのかもしれない。
時代と共に、高齢化が進む団地も存在すると思うが 「時代に合わせて生かす」ことにより、若い世代への世代交代をしておくことにより景観を保ちつつひとつの街づくりが可能なユニークなものではないか、と思います。